皆さんが普段買い物をする時に使うコンビニやお店。
お店に行くと店員さんがいるのは当たり前の光景ですよね。
最近セルフレジを導入しているお店も増えていますが、それでも近くに店員さんはいます。しかし今、「無人店舗」が日本でも徐々に広がってきています。
「えっ!誰もいなくてどうやってお店が成り立つの?」
「商品が盗まれたりしないの?」
今回は日本でも広がりつつある無人店舗の仕組みやメリット、デメリットについてまとめました。
無人店舗ってどんな仕組みなの?
無人店舗は2016年に中国で、2018年にはアメリカで始まりました。
日本ではまだまだ本格的に実施はされていませんが、コンビニなどでは実験的に導入を行っていたり、実際にもう無人店舗で経営をしているお店も少しあります。
無人店舗、つまり人がいない店舗ですがどういう仕組みで成り立っているのでしょうか。
簡単に仕組みについてまとめてみました!
具体的なシステムは店によって違いはありますが、大体このような流れです。
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無人店舗で商品を購入する時の仕組み
①客はお店に入る時、認証を行う
スマホのQRコードを読み取って入店する、顔の撮影を行って入店する、事前にWebサイトで登録しておいて入店するなどがありました。
これにより、お店は誰が入店したかが分かるんですね。
②客は購入したい商品をバックに入れる
店内の天井や商品棚などにカメラやセンサーが設置されています。
こうして検知した情報をAIが解析して、客と商品を結び付けるという仕組みです。
③客は決済を行う
客がお店を出たら自動的に商品の代金がオンラインでキャッシュレス決済されるもの、客がアプリを使って商品のバーコードを読み取り、数量を入力して決済を行うものなどがありました。
お店を出る前にスマホのQRコードをかざす必要がある所もあったり、決済が終わらないとゲートが開かない所もあるそうです。
このような仕組みになっているんですね!
確かにこれだったら、入店から決済まで無人でも行うことができます。
素晴らしい仕組みですが、この無人店舗にはメリットとデメリットがあります。
無人店舗のメリットとデメリット
まずメリットについてまとめます。
【メリット】
①省人化、人件費の削減、ヒューマンエラーの防止
これがメリットとしては一番大きいと思います。
人が行う会計作業(商品バーコードの読み取り、レジ打ち、お釣りの受け渡しなど)や管理の手間が削減できます。
そして人はどうしてもミスをしてしまいますが、システムならヒューマンエラーも防止することができます。
また、AIなどを使って適切な商品補充、発注タイミングの判断ができるので、そうした点でも手間を削減できます。
手間や労力以外の面でもメリットがあります。
従業員の休憩スペースなども必要なくなるので、施設面でも削減が可能です。
さらになかなか働き手が見つからないような店、過疎化が進む地方にある店でも営業ができます。
②利用者のストレスが減る
店員に見られていると買いづらい、店員が話しかけてくるのが嫌だという人もいます。
そうした人にとっては店員がいないことで、買い物がしやすくなり、ストレスを減らすことができます。
③利用者の購買データが分析できる
客が店内でどんな行動をして、何を購入したかをデータで残すことができるので、そうしたデータを分析して運営に活かすことができます。
またデータを保存できるので、過去のデータを利用して来店した客に合わせてデジタルサイネージを表示することも可能になるそうです。
④24時間化が可能になる
特に夜の人手不足は問題になっていますよね。
しかし無人店舗なら人が集まらなくても営業可能なので、24時間営業も可能です。
人件費の削減や24時間化は想像できましたが、購買データを集めてそれを運営に活かせるというのは良い使い方ですね!
とても効率的ですし、生産性も上がりそうです。
このようにメリットもたくさんある無人店舗ですが、まだまだデメリットもあります。
【デメリット】
①コストがかかる
カメラやセンサー、ゲートの導入など決済システムの利用料などにどうしてもお金がかかります。またカメラやセンサーの精度によっては、人数が多過ぎると正しく商品を認識できないこともあるそうです。
特に同じ棚に近い距離で複数人が手を伸ばす時に、こうした問題が起こってしまう可能性があります。
②販売以外にもサービスを行っている場合、運営が難しい
例えばコンビニなどでは、商品の販売だけではなく荷物の配送や公共料金の支払い、チケット発券などのサービスも行っています。
そうしたサービスをどうやって無人で提供するのかということですね。
また、コンビニはホットスナックもとても人気がありますよね。
無人にした場合、そうしたものの調理をどうやってやるのかという問題もあります。
③システムトラブルが発生する可能性がある
いくらシステムといっても100%問題が起こらないとは言えません。
停電やシステムの誤作動などが起こる可能性もあります。
④犯罪(万引き、盗難)の抑止力が弱くなる
誰もいない状況ですので、こうしたリスクもありますよね。
決済が終わらないとゲートが開かない所もありますが、そうしたゲートを設置するのにもお金はかかります。
人ではなくロボットを設置しているという店もあるそうです。
日本で実際に無人店舗で経営しているお店ってどんなお店があるの?
メリットとデメリットについてまとめてきましたが、日本では実際に無人店舗で経営を行っているお店もあります!
ジム、書店、アパレルショップなどがありましたので、いくつか簡単にご紹介しますね。
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無人ジム(ハコジム)
広島・福岡に10店舗展開していて、24時間365日オープンしている完全個室のフィットネスジムです。
このジムでは下記のような方法で利用することができます。
参考:ハコジムHP
1予約システムへアクセスし、ログイン
2希望の日程を選択
3必要事項を入力の上、「予約する」ボタンを押す
4当日は予約時間までに店舗に行く
5メインエントランスでICキーを照合して予約したルームに入室する
6着替えを済ませて、トレーニングを行う
7予約時間内(59分まで)に退室・退店する
私もジムに通っていましたが、確かに他の人の目は気になってしまいます。
特にトレーナーさんなどは不要で自分で好きな運動を集中してやりたい場合もありますよね。
そうした時にとても良いサービスだなと思います。
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無人キャッシュレス書店(今時書店)
新潟市にある店員のいない古本屋さんです。
参考:今時書店HP
1メンバー登録を行う(無料)
2お店の鍵を開ける
3本を選ぶ
4キャッシュレス決済
とてもシンプルなやり方で利用することができますね。
静かな環境でじっくり、ゆっくりと本を選ぶことができるので本好きな方にはとても良さそうです。
その他にも、アパレルでは、
・無人アパレルショップ(STAMP)
・無人ドレスレンタルショップ(Empty Dressy)
(参考:https://www.emptydressy.com/)
などのお店が無人店舗で経営をしています。
興味のある方はぜひ調べてみてくださいね!
無人店舗で買い物を楽しむという新体験ができますよ。
まとめ
今回は無人店舗についてまとめてみました。
コンビニなど、多くの人が利用するお店では実用化するにはまだまだ課題があるため、すぐには難しいかもしれません。
しかし今回挙げたデメリットが解消されれば、これからもっと無人店舗のお店が増えてくるかもしれません。
ぜひ無人店舗での買い物を体験してみたいですね!