世の中には色々な勉強法がありますよね。

そして勉強法についての情報はネットや本でたくさん紹介されています。

ただ「他の人が薦める効果的な方法を試してみたけど、何だか自分には合わないな、上手くいかなかったな」と思ったことはありませんか。

実は人にはそれぞれ理解しやすい方法、記憶しやすい方法があります。

例えば、

「教科書の文字だけを読むだけだと難しいけど、図やイラストがあったらすぐに理解できる。」

「人から説明してもらったらすぐに理解できる。」

など人によって違います。

タイプとしては細かいものもありますが、大きく3つに分かれます。

それは「視覚優位タイプ」「聴覚優位タイプ」「体感覚(身体感覚)優位タイプ」です。

 

自分のタイプを理解して、それに合う勉強法を試してみることが効率の良い勉強につながりやすいです。

これは大人にももちろん効果的ですが、勉強が上手くいかなくて困っているお子様にも効果があるやり方です。

今回はタイプの見分け方について、それぞれの特徴についてまとめます。

そして視覚優位タイプにぴったりの勉強法、合わない勉強法についてもまとめていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

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視覚優位、聴覚優位、体感覚優位の見分け方と特徴について

まずはタイプの見分け方についてまとめます。

タイプの見分け方は色々な方法が紹介されていましたので、簡単にまとめました。

主に自分の感覚で見分けるもの、見た目やしぐさなどで分かるもの、専門的なツールを使うものがありました。

 

【感覚で見分けるもの(自分に一番近いと思うものから選択していくもの)】

下記は質問に答えるテスト形式のものです。

 

  • 視覚派 or 聴覚派 or 体感覚派?VAK診断

こちらは無料でできます。

7問の質問に答えると、自分のタイプが分かります。

https://jp.vonvon.me/quiz/213

 

  • 脳タイプ診断 NLP 優先表象体系

こちらも無料でできます。

40問の質問に答えると、自分のタイプが分かります。

http://www.sinritest.com/brain/NLPvak.htm

 

両方ともすぐにできますのでぜひやってみてくださいね。

 

【見た目やしぐさで見分けるもの】

 

こちらはテストではなく、見た目やしぐさでタイプを見分ける方法です。

皆さんに当てはまるものはどれか、考えながら読んでみてください。

 

下記の傾向がある人は視覚優位タイプと言われます。

・おでこ側、頭の全面が張り出している人。

・話をする時に身振り手振りなどのジェスチャーが多い人。

・視線が上に向く傾向がある人。

 

下記の傾向がある人は聴覚優位タイプと言われます。

・おでこの左右が張り出している人。

・会話の時に耳や眉間、口元に手を置いたり触ったりする人。

・視線を左右に動かす傾向がある人。

 

下記の傾向がある人は体感覚優位タイプと言われます。

・手の平を自分の方に向けたり、体の一部に触りながら会話する人。

・視線が下に向く傾向がある人。

 

見た目やしぐさからもタイプが分かるというのは面白いですね!

 

最後に専門的なものも1つご紹介します。

  • WISC™-IV知能検査

 

こちらは上記のような簡易的な診断ではなく、しっかりと正確に知りたい人向けのものです。

ただし、対象年齢は5歳0カ月から16歳11カ月となっています。

興味のある方は見てみてくださいね。

https://www.nichibun.co.jp/kensa/detail/wisc4.html

 

次にそれぞれの特徴について簡単にまとめます

視覚優位タイプの人は、視覚からの情報の方が認識が早い、早く記憶できる、深く理解できるという特徴があり、例えば人の顔を覚えることなどが得意です。

 

聴覚優位タイプの人は、聴覚からの情報の方が理解も早く、記憶力や理解力も高くなります。例えば暗唱や国語の朗読、モノマネなどが得意です。

 

体感覚優位タイプの人は、実際に体感したこと、行動したことからの情報収集・理解が得意です。「分かった!「なるほど!」などの気づきの感覚、学びの体感が大切です。

 

このタイプはどれか1つに絶対当てはまるというものではありませんので、視覚優位、聴覚優位の両方に当てはまるという場合もあります。

しかし自分に合う勉強法について考える時の1つの基準になりますので、ぜひこれを参考にぴったりの勉強法を試してみてくださいね。

次からは「視覚優位タイプ」の人におすすめの勉強法についてまとめます。

 

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視覚優位タイプにぴったりの勉強法について

視覚優位タイプは認識の仕方が大きく2種類に分かれるそうです。

それはカメラタイプと3Dタイプです。

 

カメラタイプ

何かを覚えようとする時に、それを一枚の静止画として記憶します。

過去にあったできごとなども静止画として記憶されているそうです。

たくさんの写真アルバムが頭の中にあるイメージですね!

 

Dタイプ

何かを覚えようとする時に、それを動画として記憶します。

静止画ではなく、空間や時間軸なども使って記憶します。

たくさんの動画が頭の中にあるイメージですね!

 

2種類には分かれていますが、視覚優位タイプの人にぴったりの勉強法は下記です。

ポイントは「目で見てイメージさせること、分かりやすくすること」です。

 

(全般的なこと)

・イラストや図にして覚える。

・やるべきことを紙に書き出して貼っておく。

・単語を覚える時はその言葉を連想させる絵を一緒に描く。

・説明している時の先生の表情なども覚えておく。

・単に年号だけ覚えるのではなく、その周辺の情報(その年にあったこと、活躍した人なども合わせて覚える)。

・文字の大きさ、フォント、色などを工夫してみる。

・下線を引く。

・チャートで流れが見えるようにする。

 

(国語・漢字に関すること)

・長文問題は、文章の情景をイラストや映像などで補いながら読むようにする。

・漢字は部首によって色を変えてみる。

・象形文字など漢字の成り立ちから覚えて形の特徴をつかむようにする。

・漢字カードを作り、へんやつくりを離したりくっつけたりして位置関係で覚える。

 

(数学)

・計算方法は実際に人が解いていく所を見るようにする。パターンを覚えて理解する。

 

(英語)

・英単語は要素分解して覚える。例えば、anti-、in-、-ableなどの接頭辞、接尾語を覚えて記憶するようにする。

 

ポイントで書いた通り、目で見てイメージさせること、分かりやすくすることが大切です!

 

視覚優位タイプには合わない勉強法について

次に視覚優位タイプの人には合わない勉強法についてまとめます。

先程の逆で、「目で見てイメージできないこと、分かりづらいこと」が資格優位タイプの人には合わない勉強法になります。

 

・口頭だけの指示しかないこと。

・時系列や流れが把握しづらいこと。

・ひたすら文字や単語だけを繰り返して書くこと。

・勉強中、目に入る場所に無駄なものや余計なものがあること。

・文字だけの文章題を読むこと。

 

視覚優位の人の場合、目から得る情報が多いので、勉強に関係のないものがあるとそちらに気が向いてしまうそうです。

1つのことに集中すればいい話ですが、それはなかなか大変なことなので、勉強する場所には余計なものは置かないようにしましょう。

家だと余計なものも多いので、図書館や自習室で勉強することもおすすめですよ。

 

【まとめ】

今回はタイプの見分け方、それぞれのタイプの特徴、そして視覚優位タイプの人にぴったりの勉強法、合わない勉強法についてまとめました。

ただしこのタイプ別の勉強法はこうした方が理解しやすい、記憶しやすいと言われているものです。

絶対にこの方法じゃないと成績が伸びない、理解ができないという訳ではありませんので、まずは試してみることが大切です!

自分に合う勉強法が見つかるといいですね。

 

自分以外にも、お子様や友人で勉強に困っている人がいたら、ぜひ今回のような方法もあるということを教えてあげてください。

勉強の効果が上がるかもしれませんよ。

 

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